帝国の研究所で作られた、紫響と同じ遺伝子構造を持つ少女。
体は15歳だが、実際に生まれてからはまだ10年も経っていない。
紫響を研究所から逃がす際、一緒にリェールが連れ出した。
それまで外部との接触がほとんど無かったため、 世間知らずで引っ込み思案。
紫響とリェールのことは両親のように慕っている。
柳藩では最初に翠羽と仲良くなり、 彼の後をついて歩くうちに遊ぶことや笑うことを覚えた。
後に桜緒の呪いに囚われ、滅びの力をその身に宿すことになる。
が、その大きな力を扱いきれず、 彼女は絶望と誤解を抱いたまま時空の狭間に消えた。