ウォーリゲン聖帝国・第4代皇帝ゲルハルトの弟。 軍事や医療研究に関してとりわけ優れた才能を持っているが、 寡黙で表情に乏しい上、常人には理解できない思考回路で喋るため、 社交界では付き合いの難しい人物として知られている。 遺伝子研究所に囚われていた紫響と偶然出会い、強くて奔放な彼女に惹かれていった。 スミレ色の左目は実験の一環で、紫響と瞳の色素細胞を交換したため。 翠羽に素早さを生かしたカウンター戦法を教えたのは彼。 柳藩を去る際、預けた白羚のことを翠羽に託している。